マリンバとは、分かりやすく言うと、「シロホン(木琴)の大きいもの」なんですが、マリンバとシロホンには大きな違いがあります。 それは、マリンバの中央ドがシロホンの中央ドより1オクターブ低い、つまり、まったく同じ楽譜を演奏すると、 マリンバの方がシロホンより１オクターブ低い音が出るということです。それから、鍵盤の下にパイプが付いていますが、 これは鍵盤の音を共鳴させて音を大きくするためのものです。音は高い方が波長が短いので、パイプの長さも短くなります。 ですが、マリンバやヴィブラフォンの中には、ピアノの黒鍵にあたる部分のパイプが全体としてアーチ状をなしているものがあります。 あれは正面からの見た目を美しくするためにあのような形をしているんです。
　マリンバを始めたきっかけは簡単で、母親がマリンバの教室を開いているからです。 小学２年生の秋に、｢北星会(ほくせいかい)｣という全国的なマリンバの団体の発表演奏会(東京)を聴きに連れて行かれ(？)、 その後で母親に｢マリンバやる？｣と聞かれて｢やる｣と答えたのが始まりです（といっても、それほど記憶に残っている訳ではないのですが）。 デビューはたぶんその翌年の発表演奏会だったと思います。教則本に出ている簡単な曲でした。 その後も母親のおかげで演奏機会には恵まれ、北星会の国内各地の演奏会や海外演奏旅行（オーストラリア、カナダ、アメリカ、イギリス、ウィーンなど） に何回も参加することができました。毎年、年に何回か演奏会に出るチャンスがあることもあって、練習はいつも演奏会の曲の練習ばかり。 僕もそれが好きで、演奏会がないと練習しませんし、基礎練をやった記憶がまったくありません…。 僕の｢よくはずす」マリンバ演奏の根源は、ここにあるんです…(^_^;)
　小学２年の時にマリンバを始めた僕は、地元でも毎年のように母親の教室の発表会や演奏会に出演し、学校の先生も聴きに来て下さっていました。 そして、中学校の「卒業会」（いわゆる「卒業生を送る会」）では、担任の先生からお声がかかって、 全校生徒の前でマリンバを演奏するチャンスを頂きました（ヴァイオリンを弾いた友達とかもいました）。 僕の演奏は、楽器の珍しさや見た目（速い手の動きとか）も手伝って、拍手喝采でした！ それですっかり味をしめた僕は、高校に入学すると、同じクラスでピアノがすごくうまい友達に出会うことができたんです！ 僕は、彼に「学祭で演奏しない？」と声をかけました。すると、彼は快くＯＫしてくれたんです！ かくしてマリンバのピアノのグループ“Bright Light”が誕生したのであります！！でも、最初に決めた団体名は…、 “ひかりん倶楽部”…。命名の理由は・・・、中学から高校時代にかけて、僕は自他ともに認める「西田ひかる」の大ファンだったからなんです…！ （ファンクラブに入って、コンサートにも行っていた時期が…！）でも、さすがにまずいかなということで、それは表に出ることなく終わり、 「ひかる」にかけて“Bright”と“Light”という単語を並べてみたら語呂もいいので、 “Bright Light”にしたんです…！ホント、今だからこそ明かせる話ですが…。
　ま、何はともあれ、Bright Lightは94年10月の学祭で衝撃デビュー！！１曲目のアンダーソンの「フィドル・ファドル」で、 マリンバの珍しさと見た目に超(？)速いマレットの動きで全校が大興奮！！人生最大の拍手を頂いたんです！！
　高校の学祭で衝撃デビューを果たした“Bright Light”は、その後も音楽の時間の「個人演奏会」で丸1時間演奏会をやったり、 春には新入生を歓迎する「Spring Festival（通称SF）」で演奏したりと、３年間で10回近く演奏する機会に恵まれました。 曲は、今思うとほとんど個人的な趣味で、「ハンガリー狂詩曲（リスト）」「火祭りの踊り（ファリャ）」「ツィガーヌ（ラベル）」など、 「難しいクラシックに挑戦！」って感じでした。あの頃が一番マリンバに熱中していたと思います。 高校卒業後もずっと細々と（？）続けていますが、大学に入ってからは指揮者になったこともあって吹奏楽の方が楽しくなり、 マリンバソロで演奏する曲は馴染みのある曲（ウイスキーのCMでヨーヨー・マが弾いていた「リベルタンゴ」や、 同じくCMでよく流れるバッハの「無伴奏チェロ組曲」など）を弾くことが多くなりました。 でも、やっぱりマリンバは大好きです！音がいいですからね♪



マリンバの演奏会

＜次に出演する演奏会＞
今のところ未定です。